少女終末旅行 6巻 感想(ネタバレ含む)。生きるのは最高だったよね…

スポンサーリンク

僕の大好きなマンガ、「少女終末旅行」の最終巻となる6巻を読み終えたので感想を。

ネタバレ注意です!読み終わった人と感想を共有できればってことで書いています。

特装版のラバストもかわいくて満足です!

スポンサーリンク

各話を振り返る

41 吹雪

吹雪の中、暖を取るためにかまくらを作る話。

「昔の人はなんでこんなに大きい都市を作ろうとしたんだろうね」という問題提起が行われています。もちろん結論は出ませんが。少女終末旅行って手の届く範囲のこと、自分たちに関係のあることだけに徹しているのも魅力だと思います。やたらマンガって世界を救いたがりますからね。

そして、この回はかまくらの中でのチトユーの触れ合いがよかった。体温を感じるのって尊い……。

42 宇宙

ロケット発射場を見つけて、宇宙を想像する話。

「世界のすべてを調べることはできないけどね…人の一生は短いし…行ける範囲も狭いしね」というチトのセリフ。少女終末旅行を表すようなセリフですね。でも現実世界にも言えることだと思います。今を一生懸命に生きること、それだけ。

ロケットの1台(03号)が太陽系を離れてずっと遠くまで続いていることも判明しました。人類はロケットで移住したのではないかというコメントもどこかで見ましたが、04号のロケットが大人数乗れるものではなかったことから、否定できます。また、太陽系を抜けるには膨大な時間がかかるので、もう03号の乗組員も生存してはいないのだと思われます。

43 図書

図書館を見つけて、コーヒーを飲む話。

今まで貴重だった本が大量にあって、混乱しちゃうちーちゃんかわいい。すっごく大きな本棚がたくさん並んでいます。本棚には上下左右に移動する昇降機があるのも素敵。こんな図書館に行ってみたいなあ。本、大好きです。図書館も大好き。

「本は人間が生きて考えたことの証」「星の数より多い言葉…」「まるで言葉の宇宙だね」だから私は本が好きなのかもしれない。

また、コーヒー豆を見つけて飲んでいるシーンもあります。アニメのOPの2番の歌詞で、「温かいコーヒーすするように」という歌詞があって、飲んだことあるのかなあとか想像してたんですけど、どうやらおじいさんと住んでた頃にあったようです。よかった。

44 喪失

ケッテンクラートが壊れてしまう話。

泣きました。今までともに歩んだケッテンクラートは寿命で修理不可能。最後にお風呂にして別れを告げます。修理できないと悟ったチトの煤だらけの寂しそうな表情が本当につらくて。泣き出したチトにもらい泣きしてしまいました。いつかすべてに終わりが訪れるのを改めて感じ、私の大好きなロードバイクにもいつか終わりが訪れるのだということを考えてしまいました。

6巻全体的に、2人の距離感が近いように思います。チトにそっとユーリが寄り添っているのを見ると心が浄化されます……。

45 睡眠

歩いて、燃やして、眠る話。

前回でケッテンクラートを失った二人は歩いて最上部を目指します。この話から死を感じることが増え、震えながら読んでいました。移動中に会話がなくなるのが、とても寂しい。

今まで大切に書いてきた、ちーちゃんの日記を燃やしてしまうのも終わりを感じてしまい心に来ます。

46 沈黙

最上部への階段を上る話。

途中でランタンの燃料が切れて真っ暗になったので、手をつないで階段を上っていく2人。「ねぇ ちーちゃんは死ぬの怖い…?」というユーリの言葉でまた泣きそうになってしまいました。

「こうして触れ合っている世界のすべてが…私たちそのものみたいだ……」

そうして2人は最上部へと辿り着いた。

47 終末

最上層にあったのは空と雪原と大きな黒い石だけでした。

チトが後悔?というか弱音を口にしたのをユーリが気遣うのを見ていると、やっぱり2人だからこそここまでやってこれたのだと思えました。

「生きるのは最高だったよね…」

私は、ハッピーエンドだったと思います。状況がどうであろうと、2人は笑っていて。さみしいけれど、せつないけれど、しあわせな終末が訪れたのだと思います。

少女終末旅行の描かれなかった結末は

日の出を見終えた二人は、一旦眠ることにしました。そのあと視点が引いていき、場面が変わり、二人のヘルメットと黒い石に描かれた謎の図形だけが残りました。

二人はどのような結末、つまり死を迎えたのか描かれていません。

現実的な考察としては、爆薬と起爆のための銃弾が残っていました。けど、それで自殺したとは考えられないと思います。ヘルメットやリュックが無事に残っているからです。

最後から2番目のコマで、黒い石の周りに足跡が残っていることから、それほど時間が経っていないこともわかります。最上層に雪が降ると仮定すればですが。

これまで少女終末旅行には、現代で考えられないオーバーテクノロジーなモノ出てきましたから、異世界にワープしたとか妄想しても許されるはず。少女週末旅行の世界線にワープしててくださいお願いします。

結局は、明確な答えは示されませんでした。

結論:少女終末旅行は素晴らしい作品でした

この作品は「生きること」を私に教えてくれました。生とは何か、死とは何か。生きることは尊いことだと。

僕も生きていて、それでいつかは終わりを迎える。

世界は広いけど、見て触って感じられることが世界のすべて。

この作品は詩のようで、小説のようで、エッセイのようで。

ただ一つ言えることは、僕は『少女終末旅行』を一生忘れることはないし、何度も読み返すことになる。人生にとって大切なものを教えてくれる作品だと断言できます。

最後に、私は『少女終末旅行』が大好きです。つくみず先生、この作品を作り出してくださってありがとうございます。次回作をいつまでも待っています。


追記:つくみず先生の新作、「シメジシュミレーション」発表されました!